
檻に入るのは、いったい誰か? ~AIのIQは136。人類はもう知能のトップではない~
最新の生成AIをIQテストにかけると、そのスコアは120から136に達するという報告がある。実測値で言えばGPT-4は総合IQ約124、ChatGPT o3はメンサ式テストで133、Claude 4 Opusで119、Gemini 2.5 Proで124、そしてGPT-5 Proが現時点で世界最高水準とされる(Tracking AI、2025年)。
人類のIQ平均値は100。つまり、ほとんどの人類は、もうAIの知能に追いつけないということである。これは「平均的な人間が、自分より賢い同僚と毎日働く」状況に他ならない。
ここで、私はひとつ問題提起をしたい。
これまで人類は、地球上で「知能のトップ」に君臨してきた。だからこそ自由なライフスタイルを謳歌し、ゴリラやチンパンジーは檻の中にいる。ではAIがあらゆる人類の知能を超えた時、檻に入るのは一体誰であろうか――。
決して大げさな話ではない。確かに現行のAIは、抽象推論や非言語的問題でなお限界があるとされる。しかし言語処理・要約・コード生成・規制文書ドラフトといった業務領域では、AIはすでに大半の人間を凌駕している。GxP文書のドラフトやSOP案の起草でAIに勝てるレビュアーは、もはや組織内に何人いるだろうか。
ここで重要なのは、IQが上の存在を「敵」と見るか「同僚」と見るかである。私は後者であるべきだと考える。査察対応も、CAPA起票も、変更管理票のドラフトも、AIに「先に書かせて、人間が責任を持って修正・承認する」運用へとシフトしていく必然性がある。
AIリテラシーとは、IQで上回る相手をどう使いこなすかという、人類がはじめて経験する問いの始まりである、と私は考えている。
読者へのアクション:自社の業務のうち「AIの方が早く・正確にできる作業」と「最終判断は人間が負う作業」を一度棚卸ししていただきたい。これがAI時代の業務分掌の出発点である。
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