FDA査察対応苦情管理手順書の作成方法

2026年最新動向アップデート(苦情管理手順書)

本記事はFDA査察対応苦情管理手順書の作成方法を解説したものです。2026年2月2日のQMSR施行により、苦情管理要件はISO 13485:2016 §8.2.2「苦情処理」を引用組み込みする形に変わりました。

QMSR下の苦情管理手順書のポイント
  • 条文:21 CFR §820.198 → §820(QMSR)でISO 13485:2016 §8.2.2を引用組み込み
  • 苦情の受付・記録・調査・評価・処置の手順を文書化。
  • MDR報告(21 CFR Part 803)への該当性判定手順を明確化(30日/5日報告、eMDR完全義務化)。
  • 苦情からCAPA(§8.5.2)、不適合(§8.3)、リスク再評価(ISO 14971)へのトリガー条件を定義。
  • サイバーセキュリティインシデント・AI/ML性能異常も苦情として扱う。
FY2025 FDA Warning Letter

苦情処理(Complaint Files)は第3位(23件)。受付記録の不備、調査の遅延、MDR報告の漏れ・遅延、CAPA連携の欠如が頻出指摘事項です。

※以下は本記事のオリジナル解説です。


ISO-13485とFDAの要求の違い

FDAの苦情管理要求(820.198)では、顧客(サービスレポートを含む)から苦情を受けた際に、FDAに報告すべきかどうかを判定しなければならない。

FDAの指摘の事例

苦情の受付・審査・及び評価を正式に指名された部門によって行うための手順書が適切に作成されていなかった。
貴社にはFDAに報告すべき事象か否かを決定するための苦情の評価の手順がなかった。苦情処理の手順は「品質マニュアル 不適合製品」に端的に記載されていた。この手順書には顧客クレームへの返答と返品に関するアクションが記載されていた。FDAに報告すべき事象を示すかどうかを決定するための必要な苦情情報の集計または当該情報の評価について記載されていなかった。

苦情管理に関する規程・手順書・様式

【FDA CFR 820 QSR対応】 苦情規程・手順書・様式
FDA QSRに沿った形のCAPAに関する規程・手順書・様式集です。
QSR(品質システム規則)査察で最も指摘が出されているのがCAPAです。

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