記載されている2点は非常に重要な要素として正しい認識です。
加えて、以下の点も考慮することをお勧めします。
- 技術文書での正当化
- なぜその防水レベルが必要なのか
- なぜ電池交換可能な設計では要求される防水性能を達成できないのかの技術的説明
- 製品の意図される使用環境の詳細な説明
- リスク分析
- 防水性能が損なわれた場合の安全性への影響
- 電池交換可能設計にした場合のリスク評価
- 代替手段の提供
- 製品寿命中の電池性能保証
- 必要な場合の製造者による修理サービスの提供
- 製品寿命終了時の適切な回収・リサイクル手段
具体的には、欧州電池規則の除外条件を適用するために、以下の具体的な要素が必要だと考えられます。
1. 防水性能の技術基準
- IEC 60529に基づくIP保護等級の取得
- 水の飛沫:最低IPX4
- 水の噴流:最低IPX5
- 水没:最低IPX7
- 第三者機関による試験証明書
2. 製品の技術文書
- 防水設計の詳細図面
- 電池収納部の密閉構造の説明
- 水密性を確保する方法の技術説明
- 想定される使用環境の具体的な記述
3. 適合宣言書類
- 製品が除外条件に該当する根拠説明
- 防水性能試験の結果報告書
- リスクアセスメント文書
4. 使用説明書等の製品文書
- 水環境での使用を前提とした使用方法の説明
- 防水性能の限度や注意事項の記載
- メンテナンス方法の説明
これらの文書や証明を揃え、規制当局の求めに応じて提示できる状態にしておく必要があります。